FX始めるための準備についてまとめています(全5回)
準備編④ MTF(マルチタイムフレーム)でのチャート分析のための設定・準備 ⇒ いまここ
MTF(マルチタイムフレーム)でのチャート分析とは
英語で小難しく書いているのが悪いのですが、マルチのタイムフレームでのチャート分析のことですので、複数の時間足を使ってチャート分析をすることです。私がこちらのサイトで紹介している手法で使う時間足は日足、4時間足、1時間足、5分足の4種類です。逆にそれ以外の時間足は使いません。
15分足や30分足を使ってトレードしている人もたくさんいるとは思いますが、なぜ4つの時間足に限定するのかというと、私の経験上最低限の技術を習得するのにそれで十分だったからです。実際私はトレードする時にこの時間足以外はまったく見ていません。最初にも書きましたがFXのチャート分析に使われるファクターの組み合わせはほぼ無制限ですので、必要なものに限定していくことがとても大事になります。もちろん例えば15分足を使わなければエントリーできないタイミングもあると思うのですが、重要なものを選択して必要な技術を習得していくことの方が学習者として重要なことだと思っています。
MTF(マルチタイムフレーム)でのチャート分析の準備・設定
設定はとても簡単で、1枚のチャートに4時間足、1時間足、5分足を表示させるだけです。日足は使う頻度が低く使わないときもありますので、表示はさせておきますがチャートの裏側に隠して、必要な時にクリックして呼び出す形にしています。
まず、前回作成した『基本のチャート』を4枚出します。
次に、左下に設定した時間足を指定するボタンを使って、チャートを『日足・4時間足・1時間足・5分足』にそれぞれ設定します。設定すると下側のタブに表示されます。
時間足の設定ができたら、こんな感じで並べていきます。幅や高さの決まりは特にありませんので、自分が見やすいように調整してOKです。ただ、初心者の方はあまり極端な調整にならないように注意しましょう。
これでトレードの待ち画面ができました。普段は日足は使いませんので、裏側に隠している状態になります。必要に応じて呼び出すことが可能です。
最後に5分足と4時間足のみ 『 チャートを右クリック ⇒ プロパティ 』 から期間区切り線を入れておきましょう。毎日と毎週の区切りになりますのでチャートが見やすくなります。
具体的なMTF(マルチタイムフレーム)でのチャート分析手法
さて、これでMTFで分析をするための準備はできましたので、実際の分析手法を簡単にご紹介したいと思います。
日々のトレードでは、まず『日足・4時間足・1時間足・5分足』を1枚ずつそれぞれ分析していきます。分析の基本はどの時間足も同じですが、時間足によって若干の違いはあります。例えば25MAは1時間足ではよく使いますがそれ以外の時間足ではあまり使わない、など若干の微調整は必要です。
そして『日足・4時間足』のラインを使って『1時間足・5分足』のパターンを待ってトレードします。これを実行するために必要なことは、
- 基本のチャート分析ができるようになること
- 1時間と5分のエントリーパターンが使えること
ですので、普通にトレードに必要なことと同じです。ですからMTF分析を使ってトレードするということは特別ではなくて当たり前のことというか、わざわざ名前を付けて大仰にすることではないんじゃないかな、というのが私の意見です。
ただ『基本のチャート分析とエントリーパターンの習得』自体が簡単なことではないので、MTF分析も『これをやれば今すぐできるようになります』というわけではなく、基本的な学習の継続で習得する必要がある、ということです。
それでは最後に設定したチャートに必要なMAとインジケーターをインストールしていきたいと思います。
⇒ FXチャート分析 準備編⑤ MT4のインジケーターとMAの設定