ここからはFXチャート分析に必要な手法を体系的にまとめていきたいと思います。学習を始める前の事前準備についてはこちらにまとめていますので、先にご覧ください。⇒ FXチャート分析 準備編
もくじ
FXのチャート分析手法を体系的にまとめているものがあまりないので自分でまとめてみようと思いました。私は以下の分析ツールを併用して最低限のチャート分析ができるようになりましたので、共有していきたいと思います。
- 手法編① 総論 ⇒ いまここ
- 手法編② ローソク足の使い方
- 手法編③ 大きな相場の流れ(トレンド・もみあい・レンジ)と200MA
- 手法編④ エリオット波動
- 手法編⑤ フィボナッチ分析の数値設定と使い方
- 手法編⑥ トレンドラインと山三つライン
- 手法編⑦ ストキャス・水平線・その他
- 手法編⑧ レンジ相場の判断と対策
また日々のトレードでは、実際に分析をしながらリアルタイムでトレードしている画像をアップしていますので、学習の参考にしてください。
分析手法について
上記のツールはそれぞれが基本的なものになりますので、個別に調べていけば同じような内容が書いてあると思います。ただ、FXの学習をを始める際にまず大切なことはツールの取捨選択の判断です。増やそうと思えばいくらでもツールを増やすことができますが、それではしっかりしたチャート分析をできるようになるまでにとても多くの時間がかかってしまいます。私はそんなにたくさん使ってないのでわからないですが、多くのツールを使うと当然ミスも増えるでしょうし、一概に精度が上がるというわけではないように思います。
私自身ははほぼ上記のツールのみで実際に安定してチャートを分析できていますので、逆に言えばこれだけちゃんと勉強すればそれなりのチャート分析はできるようになるということになるかと思います。
以前にも書きましたが何か1つの決まったスタイルを決めてその精度を上げていくことがトレードで勝てるようになるための唯一の道ですので、まずは最低限のツールを使って1つのスタイルを確立することが重要です。
また複数のツールを併用して使う場合の注意点、どのような局面でどの分析ツールを使うのかなど、体系的に理解しないと適用することが難しい局面も多々ありますので、その辺の所もなるべく理解のしやすいように書いていきたいと思います。
チャート分析の目的
私も学び始めのころの1-2年は勘違いしていたので、特に初心者の方には注意が必要だと思いますが、チャート分析の目的はチャートを分析することですから、チャートが分析できるようになったからといってすぐにトレードで勝てるというものではありません。
チャートを分析した上で環境認識をしてシナリオを立てて、自分のシナリオ通りのエントリーパターンになったらエントリーする、というのがトレードの流れですから、最低限トレードに勝てるようになるためには、エントリーパターンを学んで日々シナリオを立ててエントリーする練習をして、精度を上げていかなければなりません。
トレードを航海に例えれば、チャート分析ができるということは航海地図が読めるようになるために地図記号などを学ぶようなことで、その後目的地にたどり着くためにはルートを決めたり、航海技術や船での生活方法などを考えて改善していかなければなりません。
FXトレードを学ぶ中で、私の経験上一番大変だったのはこの航海技術や船での生活みたいなことで、エントリーパターンの精度を上げていくことやリアルタイムでエントリーを待ったりポジションを保有している時間の過ごし方だったりでした。
このような学習のスタートラインに立つために必要なチャート分析手法に必要な学習項目をワンストップで紹介するのが本章の目的です。簡単な使い方を学んだらあとは実際の相場や過去チャートで実践してひたすらトライアンドエラーを重ねて向上を目指しましょう。
それでは早速はじめていきましょう。